酪農ヘルパー 待遇改め人材確保 北海道・JA道東あさひの子会社 正社員で採用 新規就農支援

 北海道のJA道東あさひの子会社「ASAHI(あさひ)サポートセンター」が、酪農ヘルパーの労働条件を改善することで、人材確保に成果を上げている。ヘルパー不足が課題となる中、同社は正社員として採用し、新規就農やJA職員になることも後押しする。待遇改善により、2017年9月から4カ月で6人を雇用した。

 JA管内は、酪農を中心とした農業が基幹産業。生産者の高齢化や大規模化で、労働力の確保が求められている。

 子会社は、17年6月にJAと「道東あさひ酪農ヘルパー利用組合」が共同出資して、設立。事業の柱は、同組合から受託する酪農ヘルパー業務だ。契約社員などを含め、33人がヘルパーとして働く。

 JA準職員から組合に出向するなどの立場だったヘルパーを、原則として正社員で60歳まで雇用。給与はJA職員の初任給を超えるよう設定し、年金や退職金を用意した。社宅は単身者で月2万円で利用できる。

 新規就農やJA職員への道も後押しする。新規就農する社員には、担い手を育成する研修牧場での実習をヘルパー経験に応じ短縮する。既存の支援に加え、JAが100万円を就農準備金として贈る。JAの人工授精師や営農相談員などに推薦する制度も設ける。

 同社は「酪農の担い手を増やすため、地域外からもヘルパーや新規就農者を呼び込みたい」と強調する。

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