[営農ひと工夫] 重み分散 運搬楽々 一輪車支持ベルト 坂道や段差にも強く 千葉の三宅さん

「楽与」を付けた一輪車を動かす三宅さん(千葉県茂原市で)

 千葉県茂原市で野菜や果樹20アールを栽培する三宅信夫さん(78)は、肥料や収穫物の運搬に使う一輪車の支持ベルト「楽与」を開発した。一輪車の持ち手に取り付けた金具に肩掛けベルト、腰ベルトをつなぐ仕組み。両肩にバランスよく重みが分散され、腕の負担が大幅に軽くなる。両側の持ち手をつなぐ腰ベルトで前に押せるので、坂道や段差でも移動しやすい。高齢者だけでなく、誰もが軽労化できる資材として、販売も進める。

 「楽与」は、肩から外れないよう胸の部分にリング状の金具を取り付けたことで、両肩に均等に負荷がかかり、左右のバランスを安定させている。さらに左右の持ち手をつないで腰の位置にベルトを設置したことで、坂道や段差を通るときに体で支えられるようになり、使いやすさを向上させた。

 背中側はつながっていないので、ベルトを装着したまま前に一輪車を傾け、積み荷を前方に降ろすこともできる。三宅さんは「楽与を使えば1日作業してもほとんど疲れない」という。

 三宅さんは、70歳を過ぎてから、手付かずになっていた農地の管理を始めたが、一輪車での運搬が大きな負担だったという。そこで、一輪車の持ち手に肩ベルトを付けることを考案。しかし、そのまま片側ずつ掛けるとすぐ外れてしまい、たすき掛けにすると体が締め付けられてしまうなど、試行錯誤を繰り返した。

 納得いく形になるまで開発に半年かかった「楽与」。傾斜のある圃場(ほじょう)や、足元が安定しない畦畔(けいはん)などで使える。また、三宅さんは「災害現場の後片付けでボランティアの方が一輪車を使っているのを見るが、きっと苦労しているはず」と、農業以外での活躍も期待する。

 定価は持ち手の金具なども含め、1セット 5800円。本紙の読者は4500円(送料込)で提供するという。申し込みは、ファクス0475(34)3855。

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