トレーナーから転身 イチゴに懸ける 栃木県さくら市の碓氷さん

「大きくてきれいなイチゴを作りたい」と意欲を見せる碓氷さん

 栃木県さくら市金枝の碓氷剛之さん(32)はスポーツトレーナーから農家に転身した。昨年4月に就農し、両親と3人でイチゴ「とちおとめ」22・5アールと「スカイベリー」2・5アールを栽培、JAしおのやに出荷している。「将来自分が中心になっても、現状を維持したい。親や周りに認めてもらえるような一人前の農家になりたい」と意欲をのぞかせる。

 就農前は県内のジムでスポーツトレーナーとして約10年間働いていた。「幼い頃から両親の働く姿を見てきたから、自然とイチゴ畑を残していきたいという気持ちが芽生えた。30歳で継ぐと決めていた」と就農までの経緯を話す。

 現在、管理は両親が行い、碓氷さんは手伝いながら栽培を学んでいる。農業の大変なところは「栽培していない時も、ハウスのビニールの張り替えなど力仕事がある」こと。それでも努力を重ね、無事においしいイチゴが収穫できたときは「うれしく、やりがいを感じる」と満足感でいっぱいだ。

 イチゴは11月から収穫が始まり、翌年2月にピークを迎える。毎朝、日が昇る前に2時間ほど収穫、9時に出荷した後、夕方まで調製作業に没頭。多い時は1日で280パックを出荷するという。

 「大きく、先がとがったきれいなイチゴを作りたい」となるべく実を傷めないよう、触れる時間を短くすることに気を配る。収穫は1粒ずつ大事に摘み取り、調製時はサイズ分けで迷わないなど注意を払う。

 「イチゴの魅力は、嫌いな人があまりいないところ。自分もイチゴが好きだし、子どもも喜んで食べている。栃木のイチゴはおいしいので全国の人に食べてもらいたい」と笑顔で語る。

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