地域政策で自民議連 市場原理偏重に一石

 自民党の国会議員有志でつくる「地域の農林水産業振興促進議員連盟」が15日、発足した。議連会長に竹下亘総務会長、顧問に森山裕国会対策委員長と吉田博美参院幹事長が就任。中山間地域・離島対策や、農業従事者の高齢化対策、農協・漁協・森林組合の役割評価と活性化策などの検討を進め政策実現を目指す。市場原理や規制改革に偏った農政の軌道修正を促す狙いもありそうだ。

 同日、同党本部で設立総会があり、衆参国会議員約30人が出席した。竹下氏は「経済原理だけで全てを割り切るのは学者の理論で政治ではない」と強調。農協や漁協、森林組合の役割を評価しながら「何が何でも田舎を守っていこう」と呼び掛けた。森山氏は「農村や漁業関係を回ると本当に限界に来ていると実感する。今しっかりした政策対応をしなければ大変なことになる」と述べた。

 出席した議員からは「地域を守っている人たちがこれからも地に根を張って頑張れる政策を作るべき」(細田博之氏)、「規制改革会議が頭ごなしに言ってくることに対してのアンチテーゼ的な意味もある」(岩井茂樹氏)、「地方でJAが果たしているライフラインの機能が失われていく危機感を覚える。再評価できないか」(滝波宏文氏)などの発言が出た。

 議連は73人が参加(15日現在)。幹事長を宮下一郎氏(衆・長野)、事務局長を山田俊男氏(参・比例)が務める。

 その他の主な役員は次の通り(敬称略)。

 ▽副会長=吉川貴盛、金田勝年、後藤茂之▽幹事=赤澤亮正、亀岡偉民、岡田広、野村哲郎、山本順三▽事務局次長=青木一彦、古賀篤、岩井茂樹

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