地域初 イチゴ栽培挑戦 父と共に観光農園開業 埼玉県川越市 宮岡芽生さん

愛情掛けて育てたイチゴを手にする芽生さん

 畑作が盛んな埼玉県川越市福原地域で、地域初のイチゴ栽培に挑戦している若手の女性農業者がいる。宮岡芽生さん(22)だ。父、良和さん(57)の背中を見て農業を学び、21歳で就農。1月から良和さんとイチゴ狩り観光農園「小江戸BERRY」をオープンした。5月までイチゴ狩りを楽しめる。

 500坪(1坪約3・3平方メートル)のハウス内では「章姫」と「紅ほっぺ」の2品種を栽培する。昨年10月に約1万株を定植し、開園に備えてきた。

 イチゴは温度管理の仕方で味が変わってしまうため、常に気を使うという。昨年は、開園に向け良和さんと共に県内の農家に夏場の苗作りから接客、管理までを学びに行った。研修先まで距離があり、通うのが大変だったが、「車内では父とイチゴの話で盛り上がった」と、芽生さんは笑顔で振り返る。

 栽培などで困った時には良和さんに相談して解決している。「父は背中を押してくれる大きな存在」と語る。

 高設栽培を導入し、立ったままイチゴ狩りができる他、ベビーカーが必要な家族連れや、車椅子の人にも楽しめるような広さがある。利便性もいいため、都内からの来園者も多い。収穫したイチゴは直売も行っている。甘さとほのかな酸味がマッチして土産品としても人気があるという。

 休みが取れないのが目下の悩みだが、今後は「栽培面積を広げて、イチゴのジャムやドリンクなど6次産業化につなげ、若い農業者の仲間も作っていきたい」と芽生さんは夢を語る。

  キャンペーン「若者力」への感想、ご意見をお寄せ下さい。ファクス03(3257)7221。メールアドレスはwakamonoryoku@agrinews.co.jpフェイスブック「日本農業新聞若者力」も開設中

おすすめ記事

若者力の新着記事

検索

e農サーチ e農サーチとは