牛乳 不当廉売抑止へ 農水省が指針

 農水省は28日、食品製造業者と小売業者での牛乳・乳製品の適正取引に向けた指針をまとめた。食品製造業では、豆腐・油揚げに次いで2例目となる。日持ちがしない牛乳などは、スーパーの特売対象になりやすい。小売業者らへの調査で製品特性が反映されずに値決めがされている実態が分かり、指針でその対応策を示した。問題がある場合は是正し、適正な取引を促していく。

 同省はスーパーやドラッグストアなど計79社に調査し、指針を策定。問題があった15の具体的な取引事例を挙げ、対応策を示した。

 「客寄せのための納品価格の不当な引き下げ」では、製品の品質や原価などを加味し、十分な協議の上で合理的な製品単価を設定するとした。「物流費などのコスト増加を反映しない価格決定」の場合は、経費動向などを踏まえた明確な算出根拠に基づいて価格を協議するとした。

 同省は特に、商品の発注側である小売業者への法令順守を促す。不正な取引は「最終製品の高付加価値化や競争力にも悪影響を及ぼす恐れがある」と是正を呼び掛ける姿勢だ。

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