タケノコ2割安 好天続き入荷潤沢 荷動きは良好

 旬を迎えたタケノコの相場が軟調だ。4月上旬の日農平均価格(3日まで、各地区大手7卸のデータを集計)は1キロ374円で、過去5年平均(平年)を2割下回る。表年に加え、好天が続いて発生が増え、各産地からの入荷が潤沢となっているためだ。ただ、春商材として引き合いは強く、荷動きは良いという。15日ごろがピークとなる見込みで、卸売会社は「増量ペースが速い。今後も軟調な取引が続く」と見通す。

 春商材の代表格のタケノコは、前作では裏年に冷え込みが重なり品薄が続いた。表年の今年は3月に入って気温の高い日が続き、発生量が多い。入荷は日ごとに増えており、3月下旬の大手7卸の販売量は256トンと、平年を4割上回った。

 市場では軟調な取引が続く。3日の日農平均価格は1キロ369円と前年の7割安で、前回の表年だった2016年の同時期と比べても2割安となった。卸売会社は「とにかく出回りが多い。ただ、値頃で売り込みは活発で、荷動きは良い。荷が余っているという感じは弱い」と指摘する。

 主産地のJA全農ふくれんによると、現在の1日当たり出荷量は30~40トンと前年の10倍近い。「増量が続いており、4月から大型の10キロ箱の出荷も始まった」と話す。JA静岡経済連は「出荷は日量10トン前後と通常の表年並み。2L級中心と肥大が順調だ」と説明する。

 値頃で消費は好調。首都圏のスーパーは、九州産の生タケノコを100グラム50円と前年の2、3割安で販売。バイヤーは「今年は数がそろっており、売り込みを仕掛けやすい」と手応えを見せる。あく抜きなどの下処理を敬遠する消費者に向け、国産の水煮も品ぞろえして販促を仕掛けている。

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