ニュースには「体」にまつわることわざがよく使われる

 ニュースには「体」にまつわることわざがよく使われる▼まず「手のひら返し」。投打の二刀流で鮮烈な米大リーグデビューを果たしたエンゼルスの大谷翔平選手(23)。戦前のメディア評は「高校生レベルの打者」「マイナー(2軍)から始めるべき」。それが一転。「この惑星の生まれではない」「可能性は無限大」と激賞。今や和製ベーブ・ルースに全米がくぎ付けである▼これほど小気味いい「手のひら返し」はそうそうない。「目は口ほどに物を言う」も大谷なら「豪腕は口ほどに物を言う」。並外れた実力で雑音を封印してみせた。敵方は「手も足も出ず」「開いた口がふさがらない」▼「手のひら返し」ならわが政界も負けていない。モリカケ、自衛隊日報など「ない」はずの文書が各省からぼろぼろ出てくるや適材適所が一変、政治家は官僚に責任を押し付ける。エリート官僚が「口裏合わせ」までして守ろうとしたものは何だったのか。加計学園を巡っては、「首相案件」と話した当時の首相秘書官との面会記録の存在も明るみに▼「口八丁手八丁」の国会答弁も限界か。「上手の手から水が漏れる」「頭隠して尻隠さず」の“体ことわざ”が浮かぶ。「一将功成りて万骨枯る」の様相で1強も危うい。国民の信を失えば支持の「手のひら返し」が待つ。

 

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