規模拡大の夢へ全力 イチゴの栽培奮闘 共に独立、会社設立 松山市 向井佑太さん(22)、若宮孝允さん(25)

「将来は規模拡大し、若い人たちにもうかる農業をPRできるようにしたい」と話す向井さん(左)と若宮さん

 松山市の観光農園いちごファーム北条で3月末まで働いていた、向井佑太さん(22)と若宮孝允さん(25)が、会社を設立、4月から独立してイチゴ栽培を始めた。当面は借地を含む40アール規模で経営し、ハウス20アールでのイチゴ栽培と露地野菜を組み合わせ、収入確保を目指す。2人は「経営を安定させ、規模を拡大し、地域を盛り上げたい」と意欲を見せる。

 愛媛県大洲市出身の向井さんは、2016年に県立農業大学校総合農学科を卒業した。同県内子町出身の若宮さんは15年に同校アグリビジネス科を卒業。共にいちごファーム北条で、栽培技術と経営のノウハウを学んだ。

 一緒に働きながら農業経営を語り合い、向井さんが「2人で会社をつくって農業をやらないか」と提案。若宮さんは「いいね」と即答した。共同出資して(株)苺遊園を設立し、提案者の向井さんが代表を務める。

 法人にしたのは、Iターン新規就農者にとってハードルが高い農地取得や経営資金、イチゴ栽培の労力を考えたため。多様な販路開拓を見据えて松山市で就農した。

 2人の就農を農事組合法人八反地営農組合がバックアップする。既存ハウスや農地探しを協力し、正岡地区内に農地20アール(ハウス付き)を購入、20アールを借地した。

 今年は品種を「紅ほっぺ」に絞り、10アール4トンの収量を目指す。2年目以降、品種を増やし、5年以内に10アールの収量5、6トン、売上高500万~600万円の達成が目標だ。新規就農5年後には同組合の一員となり、地域農業の担い手を目指す。

 3月まで2人を指導したいちごファーム北条の安田豊さんは「栽培技術を高め、経営を勉強し成功してほしい」と見守る。 

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