日米FTAに意欲 TPP「好ましくない」 トランプ氏

 トランプ米大統領は17日、ツイッターで「2国間協定は米国の労働者にとってはるかに効率的で有益なものだ」と述べ、日本との自由貿易協定(FTA)交渉に意欲を示した。日米首脳会談2日目の18日に、米側が交渉入りを持ち掛けてくる可能性もある。仮に交渉入りとなればTPPを超える市場開放を迫られるのは必至。日本側が毅然(きぜん)と拒否できるか、緊迫した局面を迎えた。

 トランプ氏と安倍晋三首相による日米首脳会談は17日に米南部・フロリダ州のパームビーチで始まり、初日は北朝鮮問題を中心に協議。18日は通商分野が主要テーマになる見通しで、茂木敏充TPP担当相も同席する。

 トランプ氏は安倍首相との初日の会談を終えた後、ツイッターで日本との通商交渉に言及した。復帰の検討を表明していたTPPについては「米国にとって好ましいとは思わない」と否定的な考えを示した。

 その理由について「予期できないことが多過ぎ、うまく機能しない場合も抜け出せない」と説明。その上で米国の労働者に有益だとして、FTAなど2国間の枠組みを重視する考えを重ねて示した。

 トランプ氏が首脳会談初日を終えた後、こうした発言を行ったのは、18日の会談で日米FTAなど2国間交渉に言及することをあらかじめ示唆したものとの見方が出ている。

 トランプ政権で経済政策の司令塔を務めるクドロー国家経済会議(NEC)委員長は17日、首脳会談に先立ち記者団の取材に応じ、「いつかの時点で日本とFTAを結びたい」と2国間重視の姿勢を鮮明にした。

 TPPについては「米国にとって利益になる協定でなければならない」と説明。「現時点でトランプ氏は復帰が米国の利益になるとは確信していない」と語った。

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