RIKACOさん(タレント) 商店街に強い思い 若者にジャパンフードを

RIKACOさん

 浜市鶴見区の商店街にあるパン店の娘として生まれました。祖父が東京の銀座木村屋で修行し、のれん分けしてもらった店でした。商店街の真ん中に住宅兼店舗を構え、1階に店舗、2階に居住スペースがありました。

 両親は忙しかったのですが、商店街の人に育てられたという印象で寂しい思いはしなかったです。今住んでいる街にも当時と同規模の商店街があり、本当に居心地がいいです。商店街の人とはすぐに仲良くなり、買い物に行くと店の人に「これ持っていきな」と言われます。子どもの時の環境が自分の中に根付いていると感じます。

 食について考えるようになったのは長男を妊娠してからです。産婦人科でバランスの良い食事を勧められたものの、バランスの良い食事だけでいいのかという疑問が生じました。添加物やジャンクフードを食べると自分の血液を通して子どもの体に入っていくので、自分自身が食に対して気を付けなければいけないと感じました。

 今は食べ過ぎないことに気を付けています。そして、同じものを毎日食べないようにしています。自分に合うバランスの良い食事を取り入れるのが一番良いと思っています。ストレスをためないバランスの良さと言い換えてもいいです。一番大切なのは、何を買うか食べるかで自分の体をつくるということです。

 最近だと年齢とともに胃腸の回復が遅くなってきていると感じています。体に優しいものや良いものを取るというのが今の考え方です。そうなると自然と野菜中心の生活になります。タンパク質も今は野菜などから取るようにしています。しかし肉や魚を食べないかといえばそうではなく、週3回で肉や魚をモリモリ食べたら、週4回で野菜からタンパク質を取るようにしています。体の中からきれいでありたいです。

 ーパーフードを美容の観点から学ぶ「ビューティースーパーフードマイスター」の資格も取りました。スーパーフードとは12種類以上の栄養素が入ったもので、例えばブロッコリー、カボチャなど。そこからさらに研究が進んで、麻の実、チアシード、カムカムなどたくさんの種類が出てきました。

 今はジャパニーズスーパーフードと呼ばれる食品も海外から注目されています。みそや納豆、しょうゆなど大豆由来の発酵食品が該当します。以前、薬膳の先生にみその造り方を教えてもらいました。

 1年かけて造りましたが、同じタイミングで教えてもらったメンバーそれぞれ同じ材料で、同じ造り方をしているのに味が違ったんです。それが家庭の味だと気付きました。でも、今の日本でみそを造る家庭は昔に比べ少なくなっています。みそはもちろん今、注目されている緑茶もジャパニーズスーパーフード、ソウルフードとして世界で認められているのに、食の欧米化で若者がそういった食材を使わなくなることに危機感を感じています。若い人にもジャパニーズスーパーフードの良さを伝えていきたいです。

 来はワークショップ型でみんなが楽しめる場所をつくりたいと思っています。場所は自分の住んでいる商店街です。なぜかというと、思い入れがあるからです。自分の家の近くにある商店街を歩いていると居心地がいいと感じます。そこで自分のルーツが商店街にあることに気付きました。そして、商店街を歩いていると空き物件があります。空き物件を活用して基本的には近所に住んでいる専門家によるワークショップを開きたいです。時には自分も教える側に回りたいと思っています。(聞き手・川崎学)

<プロフィル> りかこ

 1966年3月生まれ 横浜市鶴見区出身。13歳でスカウトされモデルデビュー。最近はバラエティーや情報番組でも活躍。同世代を中心にファンが多く、インスタグラムのフォロワーは12万人を超える。2児の母でもある。

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