子ども食堂開店 運営は女性部 支店開放、地場産を安く 静岡・JA富士市

 JA富士市女性部が運営する子ども食堂「たんぽぽ」が16日、富士市のJA富士支店にオープンした。JAが支店の施設を無料で開放し、旬の野菜を使った地場産メニューを安価に提供する。産直市から仕入れたり、生産者やJA役職員が寄付したりした地場産農畜産物を女性部ボランティアが調理。JAによると、JA女性部による子ども食堂の運営は全国でも珍しい。

 地域の子育て世代支援策として、JAが構想。地場産農産物の魅力や家庭の味を伝える場にしたいと女性部に協力を呼び掛け、実現した。9日には同支店に先駆け原田支店で「ひまわり」の名前で開設している。地域住民がJAに足を運ぶきっかけにもしたい考えだ。

 「たんぽぽ」は月1回、昼間の2時間、食事を提供する。支店の調理室や多目的施設を開放し、光熱費などもJAが負担。産直市の食材を活用する他、女性部員や青年部員、産直市会員らから寄付された食材を使い、食事代は抑えた。未就学児は無料、小学生は100円、中高生200円、大人300円で利用できる。

 同日は地場産のカブやキャベツ、産直市の旬の野菜を使ったカレー、鶏肉の唐揚げ、ゆでトウモロコシ、フライドポテトなど66食分を振る舞った。子どもを連れて来店した佐野聖子さん(47)は「普段の食事より野菜が多くて驚いた。家から近く利用しやすいので、ぜひまた来たい」と笑顔を見せた。

 おかずは月替わりで提供する予定。落合恵子女性部長は「料理を通じて旬の農産物を知ってほしい。子どもたちが集う温かい場所をつくっていく」と意気込みを話した。 

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