世界初 真上向きヒマワリ アレンジやブーケに タキイ種苗
2018年06月29日

真上を向いて咲くヒマワリ「F1サンリッチUP(アップライト)」
タキイ種苗(京都市)は、真上を向いて咲くヒマワリを開発し、「F1サンリッチUP(アップライト)」として生産者向けに販売を始めた。同社によると、ヒマワリで真上を向いて咲く品種の育成は世界初。切り花用品種として、アレンジメントやブーケでの使い勝手の良さを求める生花店などの実需者のニーズに対応した。菊やガーベラに代わる花材として売り込めるとアピールする。夏場のガーベラに比べ、日持ちが良いのも特徴という。
真上を向いて咲くため、アレンジしやすく、ブーケにしたときに見栄えがする。同社は「ミニブーケや冠婚葬祭のアレンジメントなど、幅広いシーンで使ってほしい」(広報出版部)とPRする。
播種(はしゅ)から開花までが45日の早咲きタイプで、花の大きさは栽植密度によって変えられる。花弁がオレンジで、芯が黄緑色の「フレッシュオレンジ」を第1弾として発売した。
「クリスタルコート種子」1000粒で、希望小売価格は5400円。問い合わせは同社、(電)075(365)0123。
■この記事の「英字版」はこちらをクリックしてください。
真上を向いて咲くため、アレンジしやすく、ブーケにしたときに見栄えがする。同社は「ミニブーケや冠婚葬祭のアレンジメントなど、幅広いシーンで使ってほしい」(広報出版部)とPRする。
播種(はしゅ)から開花までが45日の早咲きタイプで、花の大きさは栽植密度によって変えられる。花弁がオレンジで、芯が黄緑色の「フレッシュオレンジ」を第1弾として発売した。
「クリスタルコート種子」1000粒で、希望小売価格は5400円。問い合わせは同社、(電)075(365)0123。
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五島三菜 長崎・JAごとう
長崎県のJAごとうが販売する五島に伝わる健康食品。新鮮なダイコン、ニンジンを天日干しで乾燥させ、ヒジキと手作業で混ぜ合わせてある。
栄養価が高く、保存食として古くから地元で愛されてきた。ダイコンは一度ゆでているのが特徴だ。干す光景は五島の冬の風物詩となっている。使うときは、水かぬるま湯に浸して戻す。
炊き込みご飯や、きんぴらなど、さまざまなメニューにアレンジできる。レシピはJAのホームページで紹介している。
JA産直市場「五島がうまい」などで販売。価格は1パック(50グラム)250円。詳しくは同産直市場、(電)0959(88)9933。
2019年02月13日

[活写] 冷やして作る ホットな名産
新潟県妙高市で特産の辛味調味料「かんずり」に使うトウガラシの雪さらし作業が進んでいる。
「かんずり」は、塩漬けの地元産トウガラシを雪上に4日ほど放置してあくを抜き、塩やこうじ、ユズと一緒に漬け込んで3年間熟成させて作る。まろやかな辛味が特長で、地元では鍋物料理の薬味などに使う。
同市の製造会社、かんずりでは、1月20日から従業員が雪さらし作業を始め、会社近くの農地にトウガラシをまいている。2月末までに計10トンをさらす予定だ。
同社は今年、地元の鉄道会社と連携して雪さらしを体験できるツアーも始め、観光資源としての活用も進める。東條昭人社長は「雪深い地域の風土が生んだ辛さをぜひ味わってほしい」と勧める。(富永健太郎)
動画が正しい表示でご覧になれない場合は下記をクリックしてください。
https://www.youtube.com/watch?v=zaE6aIkwcPc
2019年02月11日

豚コレラ 封じ込めへ 1万2000頭殺処分 連日発生の田原市養豚団地
愛知県は14日、一部農場で豚コレラの発生が確認された田原市の養豚団地で、団地内で飼養する全ての豚を豚コレラの疑似患畜とし、約1万2000頭を殺処分することを決めた。同日午前までに発生が確認された団地内の3農場を除き、他の農場の検査結果は陰性だった。ただ、全農場で施設や機材、車両などを共同利用しており、各農場へのウイルス侵入の可能性を懸念。封じ込めを狙い団地内の全農場を防疫対象とした。
農水省の要請を受けた措置。同県の大村秀章知事は、自衛隊の災害派遣要請を決めた。
田原市の養豚場では13日、同県2例目となる豚コレラの発生が確認されていた。14日午前には、隣接する同市の養豚場で発生が新たに確認。いずれも同じ養豚団地内にある。
国の拡大疫学調査チームによる現地調査によると、発生農場を含む養豚団地の全農場は、事務所や堆肥場、豚の死体を保管する冷蔵庫、車両などを共同利用していることが分かった。
県は13日から、2例目の発生農場から半径3キロ圏内の移動制限区域にある33農場で検査を開始。このうち「発生リスクがより高いと判断した」(県畜産課)同養豚団地を先行検査をしていた。
団地内では3カ所を除いて検査結果は陰性だった。ただ、共同利用している施設や機材を通じて各農場にウイルスが侵入している恐れがあるため、団地内の全農場で防疫措置に踏み切った。
一方、2例目の農場から半径3~10キロ圏内の搬出制限区域には、34農場がある。移動制限、搬出制限両区域での飼養頭数は10万頭に上り、県全体の3割に当たる。
昨年秋に発生した豚コレラは岐阜県に集中していたが、今月6日に愛知県豊田市の養豚場とその系列である田原市の養豚場で発生が確認され、子豚の出荷を通じて長野、岐阜、滋賀、大阪の4府県にも広がった。
農水省は感染経路の究明を急いでいる。豚コレラは豚やイノシシの病気で、人に感染することはなく、感染した豚を食べても健康に影響はない。
2019年02月15日
食品ロス削減 もったいないを行動に
食品ロスの削減に向けて、市民や飲食業界を巻き込んで「サルベージパーティー」「フードシェアリング」という取り組みが広がっている。余った食材の調理法を共有したり、食材を余らせた人と必要としている人を結び付けたりすることだ。食品ロスの4割は家庭から出る。地域で、家族で考えてみよう。
サルベージパーティーとは、海難事故から人や物資を救い出す「サルベージ」という言葉から、捨てられてしまう食材を救うとの意味が込められている。
パーティーでは余った食材を持ち寄り、シェフと調理法を考える。飲食業の企画・立案を手掛けていた平井巧さん(39)が、飲食業から出る食品ロスを「もったいない」と感じたことが発端となった。残った食材で作る賄い飯からヒントを得た。ロスを減らすこつは「難しく考え過ぎないで、楽しく新しい調理法を学び、習慣化することが大切」という。
フードシェアリングは、食べ物を分かち合うという意味がある。売れ残りを出したくない飲食店と格安な食材を求める消費者をつなぐスマートフォンのアプリも登場し、飲食店295軒、8万2000人の消費者が登録している。
行政も動く。富山県は「3015運動」を県民に呼び掛ける。3015は同県が誇る北アルプスの立山の標高(メートル)にちなんだ。運動は、①毎月30日と15日に冷蔵庫をチェックして食材を使い切る②宴会の開始後30分と終了前15分に食事を楽しむ時間を設定して食べ切る──という内容だ。
国会でも昨年12月、超党派による「食品ロス及びフードバンク支援を推進する議員連盟」が発足した。今国会で議員立法による「食品ロスの削減に関する法律案」の成立を目指す。
まだ食べられるのに捨てられる食品ロスは全国で646万トン。6割は食品産業や小売り、外食が占め、残り4割は家庭由来だ。国民1人当たりに換算すると1日に茶わん1杯分のご飯が捨てられていることになる。
国連加盟国が2030年までの達成を目指す「持続可能な開発目標」(SDGs)では、小売り・消費レベルで「世界全体の1人当たりの食料廃棄を半減させる」という目標を掲げている。国際社会の一員として、積極的に関わる必要がある。
全世界の科学者を対象としたジャパンプライズに選ばれた、米オハイオ州立大学特別栄誉教授のラタン・ラル氏は、各国政府は国連の場では決議に賛成するが、本国に戻ると実行しないという。「選挙を気にしない、長期視点を持つリーダーシップが欠かせない」と説く。
大量生産、大量消費、大量廃棄の悪循環の輪から抜け出すことが大事だ。飼料自給率の向上へ廃棄が出ても焼却せず、家畜の液状飼料として活用することも欠かせない。「もったいない」の気持ちを行動に移す時である。
2019年02月10日
豚コレラ 愛知2例目 監視対象から確認
愛知県は13日、田原市の養豚場で豚コレラの新たな発生を確認したと発表した。県内の豚での感染は6日の豊田、田原両市に次いで2例目。当該農場は、先行して発生が確認されていた田原市の農場と同じと畜場を使っており、監視対象農場となっていた。ただ、同県農政課によると、疑似患畜が確認される前の段階では異常がなかったため、当該農場は所定の手続きを経て、12日に豚をと畜場に出荷していた。
県は12日午後2時すぎ、同市の養豚場から豚に食欲不振などの症状が見られると報告を受けた。家畜保健衛生所による精密検査の結果、13日午前8時、疑似患畜を確認。当該養豚場の飼養頭数は1180頭。同日に殺処分を始め、18日をめどに防疫措置を完了させる予定だ。
今回の発生農場と、6日に疑似患畜が出た田原市の農場は、5キロ以内に位置する。両農場とも豊橋市のと畜場を使っていたため、県は9日、発生農場を監視対象農場に指定していた。
監視対象農場は、豚の健康状態を毎日、県に報告する。基本的に出荷は規制されるが、1カ月間の出荷計画を提出し、出荷日の1週間前から体温などの記録を取り、県が異常がないと認めれば出荷できる。今回の発生農場は、異常が確認される前日の11日、異常がないと認められ、12日の午前11時、県の許可を得て、と畜場に出荷した。出荷を許可したことについて県は、「発熱など健康の異常がなかった」(農政課)としている。
農水省は「臨床検査や、体温検査など必要な対応をしっかりととっていたのであれば問題ない」(動物衛生課)としている。
現時点の監視対象農場は、愛知県内だけで107農場、全国では11府県、181農場に上る。
田原市の飼養頭数は2016年時点で10万5000頭。市町村別の豚の産出額は88億円で全国10位の産地となっている。
2019年02月14日
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世界のラン展開幕 多彩な「花々」 「光る」初公開
世界最大級のランの祭典「世界らん展2019―花と緑の祭典」が15日、東京都文京区の東京ドームで始まった。29回目の今年は、ランにとどまらず、多彩な「花々」や多肉・食虫植物などの「緑」があふれる。世界初公開の「光るシクラメン」などが見どころ。22日まで。
会場には世界18カ国・地域の約3000種、約10万株、250万輪以上の花を展示する。コチョウランやカトレアなどのランで彩った幅約20メートル、高さ約5メートルの「オーキッドゲート」や、華やかなシンボルモニュメントなど、写真映えする空間を演出。光るシクラメンは、深海に生息する海洋プランクトンから発見された蛍光タンパク質の遺伝子情報を導入した。
ランのコンテストは個別部門の最高位「日本大賞」に、東京都の櫻井一さん(71)が栽培したパフィオペディラム エメラルドゲート「グリーン グローブ」が選ばれた。
2019年02月16日

100年ぶりに地酒復活 若手が原料米作り協力 栃木県高根沢町
栃木県有数の米どころ、高根沢町で、町内産米を使った日本酒が100年ぶりに復活した。若手農家や隣接する那須烏山市の酒造会社などが協力。「縁も高根沢」と名付け、町内の食と健康をテーマとした複合施設、元気あっぷむらで販売を始めた。
酒造りは、加藤公博町長が発案し、昨年3月に本格始動した。同公社によると、同町では明治時代以降酒蔵がなくなり、日本酒の醸造が途絶えていたという。4Hクラブの若手農家3人が酒造好適米「山田錦」を計80アール作付け。収穫した米約3トンを、昨年11月末から島崎酒造が醸造した。
9日には完成発表会があった。同公社の神長政男代表は「カメムシ発生や台風、大雨など苦労があったが、多くの方の協力で完成した。若手農家の思いが詰まったお酒をぜひ飲んでほしい」と呼び掛けた。4Hクラブの代表・永井秀和さん(37)は「飲みやすく、すっきりとしておいしい」と笑顔を見せた。
2、3月に生酒2000本、4月以降に1回火入れ4000本を販売する予定。1瓶(720ミリリットル)1700円。問い合わせは元気あっぷむら、(電)028(676)1126。
2019年02月15日

第2回落札7・9万トン 「優先枠」累計は47% 備蓄米
農水省は13日、2019年産政府備蓄米の第2回入札(12日実施)の結果を公表した。今回新たに7万9775トンが落札され、初回を加えた「優先枠」の累計落札数量は9万7403トンとなった。累計落札率は年間枠(20万9140トン)の47%だった。初回で様子見した新潟や富山といった主産地で落札が伸びるなど、取り組み拡大に向けた動きが出ている。
2019年02月14日
27日に初回入札 TPP豪産輸入枠
昨年12月末に発効したTPPを巡り、農水省は13日、オーストラリア向けに新設した売買同時契約(SBS)方式の米の輸入枠について、初回入札を27日に開くと発表した。契約予定数量は1000トンで、初年度の年間枠の半分に当たる。結果は同日に公表する。
2019年02月14日
エコフィード 業界挙げて防疫を シンポで豚コレラ対策
全国食品リサイクル連合会が13日、東京都内で開いたエコフィードに関するシンポジウムで、豚コレラも含めた防疫対策が改めて強調された。今回の発生農場には、エコフィードを利用している養豚場があったこと、感染ルートの一つとして飼料輸送が疑われていることもあり、発表者が輸送車両の消毒技術や飼料の衛生的処理方法などを示し、病害の発生源とならないための意識改革が必要だと訴えた。
2019年02月14日

キャベツ低迷 2割安 日農平均 降雨で入荷増続く
キャベツ相場が低迷している。2月上旬の日農平均価格(各地区大手7卸のデータを集計)は過去5年平均(平年)を2割下回る1キロ81円。暖冬傾向に加え、適度な雨で生育が進み、潤沢な入荷が続く。業務筋の引き合いは弱く、スーパーの売り上げも前年を下回る。今後も安定した出荷が続く見込みで、卸売会社は「月後半も安値基調が続く」と見通す。
2019年02月14日

時短需要に商機あり 国内最大級 流通業向け展示会
スーパーのバイヤーなど流通業者を対象にした国内最大級の展示商談会「スーパーマーケット・トレードショー2019」が13日、千葉市の幕張メッセで開幕した。食品メーカーやJAなど2176団体が出展。生鮮品や加工品で「時短」需要の高まりを受けた提案が目立った。15日まで。
2019年02月14日
海上運賃上昇の公算 燃料規制来年強化 飼肥料価格に影響も
船舶燃料に対する国際的な規制が2020年に強まるのを受け、海上輸送費が上昇する可能性が高まっている。燃料の切り替えなどコストを伴う対応を迫られる海運業者が、荷主に負担を求める公算が大きいためだ。具体的な影響額は現段階で不透明だが、飼料や肥料の価格など幅広い分野に影響する可能性がある。
2019年02月13日

[一村逸品] 後期優秀賞3点 日本農業新聞
日本農業新聞は12日、各地の農産加工品を紹介するコーナー「一村逸品」から、優れた商品を表彰する「第15回日本農業新聞一村逸品大賞」の後期(7~12月掲載分)審査会を開き、次の3点を優秀賞に選んだ。
▽「JA小松市のとまとケチャップ」(石川)▽「五郎島金時いしやきいも」(石川・JA金沢市)▽「まんのうひまわりオイル」(香川・(株)グリーンパークまんのう)。
年間表彰は20日開催予定の中央審査会で、前期・後期の優秀賞から大賞1点と金賞2点を決める。
2019年02月13日

意中の相手も頬染める!? 静岡県掛川市「chabacco」 “バレンタイン限定”ティーバッグ緑茶発売
スティック粉末緑茶を、たばこを思わせる箱に入れて「chabacco(チャバコ)」として販売する静岡県掛川市の「ショータイム」が、期間限定で「バレンタインチャバコ」を売り出した。
商品はティーバッグ四つ入り。三つは掛川産深蒸し煎茶、一つは「サンルージュ」という品種の茶で、酸性に反応すると色がピンクに変化する。お湯を注いだ湯飲みにレモン汁を入れ、ティーバッグを入れると一つだけがピンク色になる。
4人1組で同時に茶を入れれば、「確率4分の1で愛(ピンク)を引き当てられるのは誰?」とゲームを楽しめる。
箱には「あなたの周りの人、特に愛する伴侶や彼氏、気になる男性、会社および学校の同僚(同級生)や先輩・後輩などの機嫌に好影響を及ぼす可能性があります」「ピンク色のお茶を引き当てた男性は通常時と比べて数倍テンションが高くなります」などとユニークな注意書きが書かれている。
14日まで、JA掛川市の「お茶処(どころ)いっぷく」や、JR掛川駅構内の土産販売店など、掛川市内6カ所の販売機で購入できる。1箱500円。
ショータイム代表取締役の森川翔太さん(34)は「笑顔のティータイムにつながればと思う」と話す。
2019年02月13日