[活写] 一度じゃもったいない 贈る喜び 使うたび、味わい

会津木綿でできた「ご祝儀袋」。外を包む布がハンカチになる(福島県会津坂下町で)

 約400年前から農作業着などに使われてきた福島県会津地方の伝統織物、会津木綿の「ご祝儀袋」が話題だ。

 赤く縁取った生成りの四角い布と水引などをセットにした。一般的な紙製の祝儀袋と同じように、祝儀を収めた内袋を布で包んで水引を掛けて使う。

 会津木綿は丈夫で、贈られた人が布を約40センチ四方のハンカチとして長く使える。会津坂下町にある木綿製品の製造・販売会社、IIE(イー)が発案し、2014年11月に発売した。

 最盛期の大正時代は同県に30ほどあった会津木綿を織る工場は、輸入品の増加などで同社を含む3社に減った。社長の谷津拓郎さん(32)は「手に取った人が会津を思い出すきっかけになれば」と話す。価格は1944円で、同社の直営店やホームページなどで購入できる。(木村泰之)

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