豪雨被害あらわに あぜ崩れ 土砂、流木… JA庄内みどり 農家支援へ  山形県酒田市

畦畔が崩れ、今後の営農に不安を抱く遠田さん(7日、山形県酒田市で)

 5、6日に記録的な豪雨に見舞われた山形県酒田市で、水稲31ヘクタール、大豆2ヘクタールが冠水被害を受けたことが分かった。流木や土砂が水田に流れ込み、あぜ道や畦畔(けいはん)の一部が崩壊した。泥がたまり、水が流れない水路もある。ソバは44ヘクタールで浸水。播種(はしゅ)直後で、種や芽が流された所もあった。

 7日、同市の山間部、八幡地区。水田から水は引いたが、各所に泥が残っている。水稲6・5ヘクタールを栽培する高橋一泰さん(69)は、2・7ヘクタールで冠水被害を受けた。「このままでは収量や品質が低下する。これまで生育が良かっただけに、本当に残念だ」と落胆する。

 水稲3ヘクタールを生産する遠田金市さん(80)は、30アールの水田で畦畔の一部が崩れ落ちた。水路には泥がたまったままで、「水が行き渡らず、このままでは収穫できなくなる」と肩を落とす。

 同市の平田地区でソバを15ヘクタール手掛けるやまもと農場は、3ヘクタールが浸水被害に遭った。代表の阿部仁悦さん(69)は「播種直後だった。種や芽が流された場所は、収穫を断念せざるを得ない」とため息を漏らす。

 地元のJA庄内みどりは、県の普及センターと連携して対策を講じる。水稲や大豆は、産業用無人ヘリコプターを使った殺菌剤の散布に力を入れる。ソバはまき直す必要がある畑があり、種子を確保して農家に供給することを検討している。

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