寺納豆復活へ 長野県大桑村

文書を紹介する田中さん(長野県大桑村で)

 長野県大桑村の住民が、江戸時代の古文書に記された寺納豆の再現に乗り出した。古文書は、木曽三大寺の一つ「定勝寺」で、和時計の内側に張ってあるところを発見された。寺の檀家の会長を務める田中昭三さん(90)が仲間と5月から試作を始め、「村の特産品にしたい」と情熱を燃やす。

 寺納豆はこうじで発酵させる。納豆菌で発酵させた糸を引く納豆とは異なり、みそに近く、真っ黒な色と強い塩気が特徴。長期保存でき、保存食として食べられてきた。同村は旧中山道の宿場町として栄えた。古くから木曽ヒノキの物流など、京都との交流が盛んで、定勝寺は京都の禅寺の影響を色濃く残す。寺納豆の作り方も「京都から伝わってきたのではないか」と、田中さんは思いをはせる。 

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