全農低価格トラクター 事前申し込み113台 県全体の7割に 岐阜・JAにしみの

内の担い手を招き開いた展示会(岐阜県大垣市で)

 JA全農が2020年度までの3カ年で1000台の目標を掲げる、担い手向けに機能を簡素化した低価格モデル大型トラクターで、JAにしみのは113台の事前申し込みを集めた。県全体の7割に当たる。大垣市の本店と海津市の海津営農センターで6日に開いた展示会や今後の担い手巡回などで上積みを狙う。

 低価格モデル大型トラクターはヤンマー製で60馬力。機能は①自動水平制御②自動耕深制御③倍速ターン──に絞り込んだ。燃料タンクの容量は56リットルで、おおむね1日給油せずに作業できる。

 標準的な装備の同クラス機のメーカー希望小売価格が600万~630万円程度なのに対し、新製品は534万円(税別)。JAは、共同購入によるスケールメリットを背景にメーカーと交渉し、さらに価格を引き下げた。

 JAは今年1~3月、地域農業の担い手に出向く担当者(愛称TAC=タック)が全担い手203経営体を訪れ、事前申し込みを募集。展示会では、事前申し込み者以外の担い手にも案内文書を送った。トラクターを直接見てもらうことで、購入に結び付けようと考えた。

 当日は管内から営農組織の代表者や個人の担い手ら68人が参加。JA全農岐阜の担当者がトラクターの性能を説明し、販売価格を担い手向けに初めて発表した。養老町から見学に訪れた参加者は「他のメーカーでもこれだけ安い商品はない。性能も申し分なく、購入を前向きに考えたい」と評価した。

 JA経済事業部経済課の伊東広紀課長は「農家の期待に応えられる価格を示せたと思う。今回の農機具費の削減で、農業者の所得増大を後押しできる」と話す。

 JAでは、展示会後もTACや農機担当者、農業融資専任担当者が一緒に担い手を巡回し、フォローしていく。また、今秋にはトラクターの実演会を計画するなど、一層の台数積み上げを目指していく。

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