北海道地震 道産牛乳滞る 都府県で品薄

北海道産牛乳が欠品している売り場(11日、東京都練馬区のアキダイ関町本店で)

 北海道地震の影響で、都府県のスーパーや生協で道産牛乳が品薄になっている。道内の停電はほぼ解消され、39の乳業工場全てが稼働を再開した。ただ、生産ペースが戻り切らず、出荷が滞っている。日本生活協同組合連合会(日本生協連)は地域生協に、道産牛乳の特売自粛を呼び掛けるなど、対策に乗り出した。供給は回復する見通しだが、品薄の解消には時間がかかりそうだ。

 東京都内に食品スーパーを展開するアキダイの関町本店(練馬区)では11日、道産牛乳のコーナーが空になった。扱う道産割合は1割ほど。「メーカーから注文量の半分も来ていない」(同店)。店頭に並べてもすぐ欠品する状況だ。道産品薄の影響から、都府県産も品薄感があるという。

 首都圏で店舗展開するスーパーは「12、13社の大手や乳業メーカーから、欠品の連絡や、販促に応じられないなどとする要請を受けている」と明かす。

 日本生協連は約300ある会員の地域生協へ、販売店舗で特売自粛を呼び掛ける。供給不足による混乱の沈静化を図る。

 都府県で流通する牛乳のうち、道産は3割程度。ホクレンによると、大型高速船「ほくれん丸」などによる都府県への生乳移出量は、地震が発生した6日からの5日間で計4710トン。最需要期のこの時期は、1日当たり1900トン(5日間で計1万トン)を計画していたが、半減している。ただ、「道内で搾乳や集乳が回復してきており、供給量は次第に増えてくる」とみる。

 

おすすめ記事

経済の新着記事

検索

e農サーチ e農サーチとは