豚コレラで肉輸出停止 越・マカオで再開 農水省

 農水省は12日、岐阜市で発生した豚コレラの影響で輸出を停止していた日本産豚肉について、岐阜県を除いて、ベトナムとマカオへの輸出が可能になったと発表した。11日にも最大の輸出先である香港にも同県産を除いて輸出が可能になっており、今後も輸出実績がある国・地域に許可を求めていく。

 政府は9日の豚コレラ発生から、豚肉の輸出を停止。再開には相手国の受け入れ許可が必要な状況だ。発生前に豚肉が輸出可能で、まだ許可が出ていない国・地域は、台湾、カンボジア、シンガポール、モンゴル、アラブ首長国連邦となっている。

 日本の豚肉(くず肉を含む)の輸出は2017年で10億1000万円。国・地域別では、香港が6億1000万円で最多、マカオの1億6000万円、シンガポールの1億4000万円と続く。
 

8月24日には感染の可能性 岐阜県


 岐阜県で9日に発生を確認した豚コレラについて、県は12日、発生農場の豚は8月24日には同病に感染していた可能性があることを明らかにした。同日採取した血液を、9月7日に調べたところ、陽性が判明した。

 12日に県が開いた、対策本部員会議で説明した。会議では、同農場と、と畜場や堆肥場などで接点があった13農場について監視を続ける他、県内で豚やイノシシを飼う全51カ所について、12日から毎日の報告を求めることを説明した。国の調査チームと協議し、全ての農場の安全確認検査も行う。

 発生農場では8月24日に県中央家畜保健衛生所が立ち入りし、臨床検査と血液生化学検査を実施。感染症の可能性はあるが、熱射病と判断していた。9月7日に遺伝子検査で陽性を確認した後、8月24日の血液を検査したところ、陽性だった。

 8月21日には発生農場から3キロ以内の2カ所で、野生のイノシシの死体が見つかっていたことも分かった。死体は処理済みで、豚コレラとの関連は分かっていない。

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