さよなら、築地 掛け声と拍手と… 「最後のせり」沸く

多くの買参人でにぎわった築地市場で最後の青果物せり(6日、東京都中央区で)

 水産物の取扱高日本一で、世界中からの観光客でにぎわってきた東京都中央卸売市場築地市場(中央区)が、6日正午に営業を終え83年の歴史に幕を下ろした。青果部でも多くの関係者が築地市場への別れを惜しんだ。11日からは豊洲市場(江東区)で、新たなスタートを迎える。

 青果部の卸売会社・東京シティ青果の鈴木敏行社長は「83年間、目利きでつくり上げてきた築地の閉場に寂しさはある。豊洲市場でブランドをつくってきたい」とあいさつ。仲卸「遠安」3代目社長の山田安良さん(63)は「働き慣れた地を離れてしまうのは寂しいが、前を向かないといけない」と思い出をかみ締めるように語った。

 午前6時30分からのせりでは、威勢の良い掛け声と共に野菜や果物が次々とせり落とされた。ワサビは静岡産1ケース(2キロ・高値)が8万6400円と異例の高値が付き、拍手で沸いた。青果物の入荷量は移転を控え、先週土曜日より1割減の812トンだった。

 午後からは豊洲への引っ越しを開始。卸売会社や仲卸業者は荷物を次々とトラックに積み、新市場へと向かった。 


 

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