味・鮮度を最重視 消費者「安全」も 野菜・果実の購入 農水省調査

 流通加工業者や消費者を対象にした農水省の調査で、野菜・果実を購入する時に最も重視するのは「味・鮮度」という結果が出た。食味の良さや新鮮さが業者、消費者の購買意欲を刺激することが改めて明らかになった。消費者は「価格」を挙げる人も多かったが、衛生管理で割高になっても「少しくらいなら割高でも購入する」が8割弱になるなど、安全性の確保を望む声が多かった。

 野菜・果実の取引や購入の条件、衛生管理などの評価について、全国の卸売業者や食品メーカーを含む業者、消費者計約1400人から回答を得た。レタスやトマトなど生で食べる野菜・果実を扱う流通加工業者に、取引で重視する点を複数回答で尋ねると、最も多かったのは「味・鮮度」の94%だった。次いで「安全性」が84%だった。

 消費者にも同様の質問をしたところ、最も多かったのは流通加工業者と同じ「味・鮮度」で、88%に上った。2番目は「価格」で76%だった。

 消費者には、生で食べる野菜・果実について、生産から消費まで、どの段階での衛生管理が重要かを質問。「全ての段階」が46%とほぼ半分を占めた。

 一方、衛生管理で農産物が割高になったとしても、消費者の78%は「少しくらいなら割高でも購入する」と回答。「少しでも割高なら購入しない」は21%にとどまった。

 同省は「消費者や業者は味や鮮度に加えて、安全性を求める傾向が強い。農業生産工程管理(GAP)など衛生管理の徹底は農産物の高付加価値化にもつながる」(農産安全管理課)とし、生産現場での取り組み加速に期待する。 
 

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