岩崎宏美さん(歌手) しっかり食べ体力養う 玄米、発酵品にこだわり

岩崎宏美さん

 日、朝と昼を兼ねてしっかりと食べます。そうしないと体が動かないし、血流も良くないような気がします。

 和食党ですから、ご飯、みそ汁と漬物は必ず。朝からステーキを焼いて食べることもあります。私、お肉好きですから。朝でもペロッと食べちゃいますよ。さすがに最近は、あまりさしの入っていない赤身肉がおいしく感じるようになりました。

 お米はとても大切。ちゃんと食べないと、その日、体がもたない。特に歌う日には、しっかりと食べます。玄米が大好きなんです。一緒に住んでいた祖父が玄米好きだったんですね。その頃はなにがいいのか、さっぱり分からなかったんですけれど、自分も年を重ねてきて、玄米の良さが分かるようになりました。

 前は普通の合わせみそを使っていたんですけど、京都に行って白みそを知りましたし、名古屋で八丁みそを食べておいしいと感じて。ですから冷蔵庫の中には、いつも4種類くらいおみそが入っています。

 昔の日本人の食べ物って、本当に良かったんですよね。発酵食品がいっぱいじゃないですか。漬物も大事です。うちのぬか漬けはおいしいですよ。今日もちょっと古漬けっぽくなったキュウリを食べました。あと、買って来たヤマイモも。

 豆は、子どもの頃は嫌いだったんですが、今は大好き。私が納豆嫌いだったので、祖母が「宏美はなんで食べられないの?」と聞くので、「後味が良くないから」と答えたんです。それで砂糖を入れてくれたんですね、桜でんぶみたいに。でもこれが難しい味で、ふに落ちない(笑)。ずっと食べずに過ごしてきたのですが、20歳を過ぎた頃に納豆にしょうゆ、卵とからしを入れて食べたら、とてもおいしく感じたんです。以来、納豆がないと生きていけないくらい。しらすを入れたり切り干し大根を入れたりして、毎日食べてます。

 若い頃は苦手だったのに、開眼することってありますよね。なんで今まで食べてこなかったんだ、と。前は香りのない野菜が好きだったのに、ある時からシュンギク、ショウガ、パクチーといった香りの強い野菜が好きになりました。

 今では好き嫌いが全くないので、食べることが大好き。コンサートで地方に行くと、その土地の朝市を必ずのぞきます。

 ンサートが終わるとくたびれて動けないので、夜はホテルに帰って休むだけということが多いんです。ですから朝ご飯が楽しみなんです。市場では好きなおかずを取って、ご飯と一緒に食べるビュッフェ方式の所が多いじゃないですか。これがうれしいですね。

 私、胃袋が大きいらしいんです。20代の頃に失敗をしちゃって。ダイエット用に、コンニャク芋を粉末にしたものがありますでしょう。胃の中でコンニャク芋が膨れ上がることで満腹感を得られるんですよね。でも使い方を間違って、ご飯と同時にのんでいたんです(笑)。そのためどんどん胃が大きくなり、食べても食べても満たされない状態になってしまいました。

 太りだしたので当時のディレクターに「ウエストを絞っていないAラインのドレスを着ていいですか?」とお願いしたら、「バラードを歌っているんだから、やめた方がいい。自分で歯止めをかけなさい」と言われて、自覚を持つようになりました。

 食べたい気持ちに規制をかけることができたのは、プロとして歌い続けたいからです。生肉は喉に良いと聞き、コンサートの日には朝から馬刺しを食べて臨んでいます。(聞き手・写真 菊地武顕)

 いわさき・ひろみ

 1958年、東京都生まれ。75年、「二重唱(デュエット)」でデビュー。「ロマンス」「聖母たちのララバイ」などヒット多数。アルバム「PRESENT for you*for me」発売中。12月6日に下呂温泉水明館、15日にパレスホテル大宮、23日に横浜ベイシェラトンでディナーショー。

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