[島根・JAしまね移動編集局] ミニハクサイ根こぶ病対策 ダイコンと輪作

出荷が始まったミニハクサイ。収穫後の残さ処理など、連作障害が出ない土づくりを指導する(島根県雲南市で)

 島根県のJAしまね雲南地区本部は、生産拡大を進めているミニハクサイの根こぶ病対策で、病原菌の密度を下げる「おとりダイコン」との輪作を指導している。標高が高い飯南町では、採種用ダイコンの空白期間を利用してミニハクサイを栽培。標高が低い雲南市では、ミニハクサイの後作として3月取りダイコンを提案。ミニハクサイの生産を安定させながら、多品目でもうかる農業を進める。

 ミニハクサイはJAの提案で1個人、1法人が27アールで栽培する。標高が300メートルを超える飯南町では8月中・下旬に定植、10月中・下旬に出荷。標高100メートル以下の雲南市では9月に定植し、今月5日に出荷を始めた。500グラム以上1キロ以下で出荷するミニハクサイは引き合いが強く、全量を契約栽培で県内の生協やスーパーに出荷する。

 同地区本部米穀園芸課の高橋英次営農指導員は「栽培は始まったばかり。まずは成功体験を積み上げることが栽培拡大の鍵になる」と、連作障害を抑えることが生産者の意欲を高めると説明。連作で発生しやすい根こぶ病対策を重視し、菌密度の低減効果があるダイコンに着目した。

 飯南町では採種事業でダイコンを長期間栽培するが、8~10月は空白期間のため、ミニハクサイの栽培を開始。雲南市では水稲の育苗ハウスと、水の確保が難しい田を有効活用する。ダイコンはミニハクサイ収穫後の作付けを提案した。「ダイコンは菌が付いても発病せず、人が食べても全く問題ない。3月取りは価格も良い」と高橋営農指導員は話す。

 輪作に加え、耐病性品種の導入や、収穫後の根や葉も適正処分することも指導。「根こぶ病は一度入ると恐ろしい。入れないための防除が重要」と話す。
 

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