入り口があれば出口がある

 入り口があれば出口がある。食べたら出す。きょうはトイレの日▼〈トイレにはそれはそれはキレイな女神様がいるんやで〉。植村花菜さんの歌った「トイレの神様」はあながちうそではないらしい。人の嫌がるトイレ掃除を通して心を磨いている団体がある。自動車用品を扱うイエローハット創業者、鍵山秀三郎さんが相談役を務めるNPO法人日本を美しくする会は「心のすさみをなくすには掃除が一番」と“掃除道”を提唱。会員は全国に10万人、海外にも広がる▼同法人の千種敏夫専務は「トイレ掃除を続けることで物の見方が変わり、心が穏やかになる」と説く。掃除が縁で結婚した女性もいる。島根県出雲市で夫と耕作放棄地を開墾し米や野菜を作る坂本美由紀さんは「草にも命があり田畑にも命がある。掃除がきっかけで環境に負荷をかけない暮らしにたどり着いた」。荒れていた学校の生徒が穏やかになるなど逸話は多い▼必要な道具はしつこい汚れを落とす研磨用サンドメッシュ、ひょうたん形スポンジ、クリームクレンザー程度。勇気を持って便器に素手を突っ込んだ。頑固なへり汚れはサンドメッシュでこすると見事にはがれ落ちた。クレンザーで磨けばピカピカに▼なんだか心もすっきり。ふふふ。ちょっとべっぴんさんになれたかな。 
 

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