二宮金次郎、大日本報徳社、茶草場農法 「チャバコ」で地域学ぼう 観光PR作戦始動 静岡県掛川市

5種類の「掛川観光記念チャバコ」と「金のチャバコ」を持つ森川さん(静岡県掛川市で)

 茶どころ掛川を満喫して、「金のchabacco(チャバコ)」をゲットしよう──。掛川市で、粉末茶のスティックを、たばこのような箱に収めた商品・チャバコを使ったPR作戦が始動した。掛川茶100%の地元限定版5種類を用意。パッケージに二宮金次郎像や大日本報徳社など同市に縁のある人物や名所をあしらって、市内に専用の自動販売機を設けて販売する。五つ全てを集めると非売品の「金のチャバコ」をもらえるなど、遊び心満載の仕掛けで地元の魅力をアピールする。
 

スティック粉末茶入り 5種類集め「金色」

 
 仕掛け人は、同市で食育イベントや茶関連の商品企画などを行う会社「ショータイム」代表取締役の森川翔太さん(34)。「世の中を、茶化(ちゃか)そう。」をコンセプトに、チャバコを開発した。チャバコは縦10センチ、横5・5センチの箱に、掛川産茶葉を100%使ったスティック粉末茶が8本入っている。

 市内5カ所に設けた自動販売機に、限定パッケージの新商品「掛川観光記念チャバコ」を置いた。パッケージには、二宮金次郎像、大日本報徳社、掛川城、地場産農産物、イルミネーションの5種類のデザインがある。全てを集め、同社内にある“ちゃまり場”に持参すると、「金のチャバコ」を無料で手に入れられる。

 ちゃまり場には、地元茶農家や作業風景のパネルが展示され、世界農業遺産である「静岡の茶草場農法」実践地域の一つ、掛川市東山地区の茶業を感じることができる。地元の小学生らが宿題に励む場所としても活用されている。

 自動販売機は、不要になった、たばこの自動販売機を再利用して作った。これまで、出張する形で県内外のイベントや物産展などに出していた3台に加え、5台を新たに準備。10月上旬に、JR掛川駅構内「これっしか処(どころ)」、「つま恋リゾート彩の郷」、JA掛川市「お茶処いっぷく」などに設置した。

 森川さんは「掛川市東山地区を訪れてもらい、一杯のお茶のために農家がどのような努力をしているのかを感じてもらいたい。皆さんにお茶を飲んでもらうことが、茶農家の応援や、茶畑のある風景の維持につながることも伝えていきたい」と語る。

 ちゃまり場での「金のチャバコ」への引き換えは、午前11時から午後6時30分まで(火・水曜日休み)。チャバコには観光記念品の5種類の他に定番品として、茶草場深蒸し茶と茶草場ほうじ茶のスタンダードシリーズ、有機煎茶と有機玄米茶のオーガニックシリーズ、茶草場「べにふうき」とプレミアム有機抹茶の特許製法シリーズがある。1箱500円で、JA掛川市の緑茶加工場などで作られている。

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