日米貿易交渉巡り農相 米でTPP超の譲歩考えられぬ

 日米間の貿易交渉を巡り、吉川貴盛農相は5日の衆院農林水産委員会で、米の扱いについて「TPP11を上回る譲許は到底考えられない」との認識を示した。来年1月にも交渉が始まる日米物品貿易協定(TAG)に向けて、TPP11以上の市場開放を求める米国の業界団体をけん制した格好だ。

 米国政府はTAG交渉に入るに当たり、業界の意向を調査。米の業界団体、USAライス連合会は米の対日輸出枠で、元のTPPで合意した7万トンに不満を示し、その2倍以上に当たる15万トンまでの拡大をにじませている。

 こうした米国内での要望を踏まえ、同日の同委員会では、無所属の大串博志氏が日本政府の姿勢を追及。「(元のTPPで合意した)7万トンを超える譲歩はないと、はっきり言ってほしい」と求めた。

 吉川農相は「TPP以外の過去の全ての経済連携協定で、(米は)関税削減、撤廃などから除外されている」と説明。その上で、米でTPPを上回る譲許は受け入れないとの認識を示した。

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