牛枝肉 等級印を刷新 盗難受けて来月から 日本食肉格付協会

現在の等級印(左)と刷新した等級印の押印イメージ(日本食肉格付協会提供)

 日本食肉格付協会は来年1月から、牛枝肉の15段階(A5~C1)の格付け結果を押すための等級印を刷新する。先月、国内の食肉センターで等級印が盗難被害に遭ったことを受けた。等級印の字体やインクの色を変え、格付け偽装に伴う食肉流通の混乱を防ぐ目的だ。全国約130カ所の食肉市場や食肉センターの全てで対応する。

 被害は11月6日に発生。等級印と、傷がある枝肉に押す瑕疵(かし)印の各1個ずつが盗難された。盗難は初めての事態で、現在も警察が捜査しているが、まだ発見されていない。不正使用の被害報告は現時点ではないというが、格付けを偽装されることを恐れ、対応を急いだ。

 瑕疵印は枝肉の価値を下げるため、不正使用がないと想定し、等級印だけを刷新する。現在の等級印を導入した1988年以降で初。字体はゴシック体からポップ体に変える。インクの赤色は明度を上げ、区別する。現在の等級印は年内で使用を停止し、同協会が全て回収する。

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