防げ 鳥インフル 消毒に紫外線 LED使い 5分間で効果 鶏舎用商品開発めざす 徳島大など

高病原性鳥インフルエンザウイルスの消毒試験で使ったUV―LED(徳島市で)

 徳島大学などの研究グループは、紫外線発光ダイオード(UV―LED)で、高病原性鳥インフルエンザウイルスが消毒できることを突き止めた。人間の日焼けマシーンに使われる、エネルギーが小さい紫外線でも、5分間ほど照射することでウイルスの増殖能力をなくすことが分かった。研究グループは今後、鶏舎で利用できる商品の開発を目指す。

 紫外線が細菌の消毒に使えることはよく知られているが、波長の長い紫外線がインフルエンザウイルスにも効果を持つことが分かったのは初めて。試験に利用したUV―LEDは、波長が365ナノメートルと長いもので、日焼けマシーンやブラックライトにも用いられる。

 試験では、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1亜型)に対して照射。照射時間を長くするほど効果が高く、5分間の照射で実用レベルの消毒ができた。人に感染するA型インフルエンザウイルス(H1N1亜型)でも、同様の効果があった。

 同大学医学部医科栄養学科の高橋章教授は「紫外線がウイルスの増殖機能を壊すためだ」と説明。商品化に向けた研究を進めていることを明らかにした。

 研究グループは、同大学や京都府立医科大学、鶏舎の照明などを扱うメーカーの日本フネンで組織している。
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