[活写] ざぼん ざぶん 銭湯を“席巻”

農家が銭湯に広めている「ぼんたん湯」。堤柳泉では直径約20センチ、重さ約1キロの実を1日20個浮かべた(東京都台東区で)

 鹿児島県阿久根市の特産かんきつ、ボンタンを湯船に浮かべた「ぼんたん湯」が各地の銭湯に広まっている。仕掛けたのは、同市の生産農家らの5人組「Bプロジェクト」。特産の知名度向上を目指し、2017年から各地の浴場組合などを通して、果実の購入とぼんたん湯の開催を働き掛けている。

 17年は2月に同県11カ所で開き、3期目の今冬は東京や大阪、愛知など8都府県の約400カ所に拡大。収穫期間中の11月から2月に計8000個を届ける計画だ。

 東京都台東区の銭湯、堤柳泉は1月26日から2日間催した。入浴した近所の会社員、和田秀春さん(45)は「ボンタンを初めて見た。実る姿や味も知りたい」と話した。

 同プロジェクト代表の農家、盛永宏史さん(52)は「銭湯と後継者難などの課題で共感し、活動に弾みがついた。香りの良さを知ってほしい」と話す。(木村泰之)
 

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