チーズ製造 学べます 「発酵醸造科」を新設 宇都宮市の調理師専門学校

酪農家の6次化後押し


 宇都宮市の三友学園・IFC調理師専門学校は4月、栃木県が生乳生産量本州1位の酪農産地であることを生かし、チーズなどの発酵食品の製造技術を学べる「発酵醸造科」を新設する。1年かけて乳製品作りや食肉加工を指導。6次産業化技術を習得することで農家の所得向上を後押しするとともに、飲食店が求める人材育成を目指す。

 同学園は栃木県で35年以上にわたり、調理師をはじめ栄養士や製菓衛生士などを養成してきた。生産者と交流する中で酪農家の減少を目の当たりにし、「食と農は切り離せない。何とか生産者を増やしたい」と一念発起。酪農家の所得向上には6次化が重要だが、チーズの製造技術を学べる学校が関東以西になく、同科の新設を決めた。

 1年コースで定員は40人。那須高原今牧場チーズ工房の高橋雄幸さんや、畜産環境整備機構の原田英男副理事長ら業界の第一人者が講師を務める。チーズの加工・調理実習や牧場での生乳発酵体験、ワイナリーでの醸造研修、食肉加工、発酵調味料を使用した調理実習など実践的な授業が特徴。

 入学金や授業料など学費は97万円。4月初旬まで願書を受け付けている。今後、農家ら一般向けに、3カ月間でチーズの製造技術を学べる公開講座なども開く予定。

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