種子条例案骨子 伝統野菜、ソバも対象 長野県

 長野県は、主要農作物種子法(種子法)廃止を受け、制定の準備を進めていた「県主要農作物等種子条例(仮称)」の骨子案で、種子法で対象だった米、麦、大豆に加え、ソバと県認定の「信州の伝統野菜」を対象とする方針を示した。県独自の種子条例に伝統野菜を盛り込むのは「全国でも聞いたことがない」(県農政部)。28日まで県民から意見募集し、県議会6月定例会に条例案を提出する方針だ。

 伝統野菜は、県の「信州伝統野菜認定制度」に基づき、「小布施丸なす」や「ねずみ大根」「松本一本ねぎ」など、76種類を選定。個人の農家や生産グループによって地域に受け継がれている特色ある伝統野菜の種子の保存と安定生産につなげる。

 全国トップクラスの生産量を誇る特産品のソバも対象にする。

 県やJA長野県グループなどでつくる一般社団法人長野県原種センター(長野市)が、種子管理団体として種子の保存、生産、供給、需給調整を担う。県は同センターなどと連携して、種子生産者への助言や指導などで支援する。

 種子法に代わる条例は、既に5県が制定、長野県を含む5道県が制定に向け、検討・準備している。市民団体による種子法復活の署名も多く集まっている。

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