[活写] ぐるぐるぐる…なぜ?

森の中に現れた、杉で描かれた奇妙な円(宮崎県日南市で)

 宮崎県日南市の山中にひっそりと、杉の木で描かれた「ミステリーサークル」が姿を現している。正体は、宮崎南部森林管理署の試験地。直径69メートルの円の中に、杉の木が12重の輪を描く。中心に近いほど植栽密度は高い。高品質な木材生産に最適な密度を割り出そうと、1974年に苗木を植えた。

 同署は長年、地上から観察してきたが、40年以上たってドローン(小型無人飛行機)で調べた際、この幾何学模様に気付いた。同じ円が二つ並び、カメレオンの目のようにも見える。

 同市周辺は江戸時代から杉の造林が盛ん。「飫肥(おび)杉」の名前で知られ、県の杉丸太生産量は全国1位を誇る。今後、このサークルを観光に生かそうという動きもある。同署の野邊忠司さん(51)は「空から見ると、こんな奇妙な光景だとは思わなかった」と驚いている。(富永健太郎)
 

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