[岐阜・JAぎふ移動編集局] 8000メートル級登頂 渉外で県1位 里山活性化に挑む 改革推進室長 高橋玲司さん

雪蓮峰登頂の証明書を手にする高橋さん(岐阜市で)

 岐阜県のJAぎふで自己改革の司令塔となる改革推進室長を務める高橋玲司さん(49)は、「日本山岳会東海支部長」というもう一つの肩書を持つ。在職中に8000メートル級の登頂に成功した経験があり、週末を中心に山を登りながら若手の指導、育成、登山の魅力発信に力を入れる。高橋さんは「目標は農業と中山間地の活性化。経験を生かし、山と仕事に恩返ししたい」と夢を膨らませる。

 高橋さんは岐阜市の登山家一家の次男に生まれ、山に親しんで育ってきた。学生時代に中国の天山山脈雪蓮峰(6627メートル)を制覇。同山東峰は、極めて難易度が高く、今も第2登がされてないという。岐阜市農協(当時)に入組後も、ヒマラヤ登山に挑戦してきた。

 支店勤務だった29歳の時は、3カ月で年間ノルマを達成した上で、2カ月の休みを取得。日本山岳会東海支部の登山隊として、チベットのシシャパンマ(8027メートル)を無酸素、シェルパなしで登頂。「登山を仕事の糧にする」ことをモットーに、渉外担当時代に県内1位に輝くなど、高いレベルで両立してきた。

 2016年には同会東海支部の支部長に就任。最年少の支部長として、後進の指導に当たる。

 登る山はヒマラヤから近くの里山に変わったが、今も毎週欠かさず山に入る。「管内でも中山間地対策は切実。里山の魅力を農村活性化に結び付け、自分にしかできない形で、山と地域、JAに還元したい」と高橋さん。ジビエ(野生鳥獣の肉)の販路開拓や里山を拠点にした人の交流などの企画実現を目指す。 
 

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