農林水輸出9068億円 18年 6年連続で最高更新

 9000億円を超えたのは初。加工食品を含む農産物は5661億円で前年比14%増。林産物は同6%増の376億円、水産物は同10%増の3031億円だった。

 農産物で伸び率、増加額ともに大きかったのは牛肉やリンゴ。牛肉は29%増の247億円。うち17年秋に輸出が解禁された台湾向けが前年比で3倍となる41億円に上った。リンゴは国内生産量の減少で輸出量が落ちた17年から再び増加に転じ、28%増の140億円。贈答用の需要に加え、黄色系品種の人気が高まっているという。

 日本酒は19%伸び、222億円。米は38億円で、輸出量は1万3794トンだった。

 国・地域別では中国が米国を上回り、2位に浮上。1位は香港で唯一2000億円を超えた。

 伸び率を維持すれば1兆円目標に届くが、課題もある。主要な輸出先の香港、中国、台湾は東京電力福島第1原子力発電所事故に伴う輸入規制を続けている。

 輸出の伸びに占める加工食品への依存度も課題だ。農産物の増加額のうち、加工食品が3分の2を占めるが、菓子など原料を輸入に頼る品目も多い。農家の所得増大に直結する品目の輸出増加や、農家の負担を増やさない輸出環境づくりも課題だ。 
 
1 2

おすすめ記事

経済の新着記事

検索

e農サーチ e農サーチとは