不条理、不平等、同情、博愛、歓喜

 不条理、不平等、同情、博愛、歓喜。さまざまな感情が入り乱れる日。きょうはバレンタインデー▼この日に合わせ、洋菓子メーカーのメリーチョコレートカムパニーが公募した川柳も悲喜こもごも。「早く来い 五輪・万博 俺にチョコ」。大方の男性陣の思いか。「イケメンは ボーっと生きてもチョコの山」。それが現実。義理で贈る女性の気持ちは「チョコ配る 気分はスーパーボランティア」▼男女の機微はさておき、一粒のチョコにまつわる苦い現実にも目を向けたい。日本は世界4位の消費国で、原料のカカオ豆の8割をガーナから輸入する。そのカカオ産業を下支えするのが児童労働。その数約90万人。学校にも行けず劣悪な労働を強いられる子どもたち。人身売買も横行するという▼この問題に取り組む認定NPO法人「ACE(エース)」(東京都)は、ガーナ政府と「児童労働のない地域づくり」を進めることで合意。国内では森永製菓などと提携し、そうした地域の原料によるチョコを広める。産地を支援し、企業と消費者を結ぶ活動は10年になる▼チョコをあげる人ももらう人も産地に思いをはせてみよう。「誰が、どこで、どんなふうに作ってるのかを考えるきっかけにして」と同団体。選ぶことは応援すること。チョコっと世直しを。

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