18年豆乳 製造量10年で倍増 無調整、風味付け好調 

 2018年の国内豆乳類の製造量は前年比6・9%増の36万2794キロリットルで、過去最多を更新したことが日本豆乳協会の調べで分かった。前年超えは10年連続となり、08年から倍増した。特に、大豆と水のみを原料とする無調整豆乳や、風味を付けた豆乳飲料が支持を広げた。同協会は「健康志向で牛乳からの切り替えが進み、定着している」と分析する。

 分類別で最も伸びが大きかったのは、紅茶や抹茶などの風味を付けた「その他豆乳飲料」。製造量は前年比14・2%増の5万9163キロリットルで、前年の減少から増加に転じた。夏場に凍らせてアイスにする食べ方が話題となった。秋から冬にかけては、駅の自動販売機で温かい豆乳飲料を発売するなど、需要を盛り上げている。キッコーマンは「新しい楽しみ方で豆乳飲料を飲む人が増えている」とみる。

 無調整豆乳も、7・8%増の9万7385キロリットルと好調だ。消費者の健康志向から、風味や原料にこだわるニーズが高まっている。国産大豆を使った無調整豆乳などを販売するマルサンアイは、「原産地や国産にこだわる顧客から支持されている」と話す。

 分類別で製造量が最も多い調製豆乳は、4・8%増の19万570キロリットルだった。飲むだけでなく、シチューやスープ、みそ汁に入れるなど調味料としての活用も進む。自宅でも冷蔵庫に常備する習慣が広がっており、同協会は「繰り返し購入する人が増えている」と分析する。

 同協会は、20年までに豆乳類の国内製造量を50万キロリットル強に伸ばす目標を掲げる。

 「学校給食の料理などの活用や、インバウンド(訪日外国人)需要を見据えて普及を強めていく」と意気込む。
 

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