水戸納豆用「わらつと」守る 農福連携 商品化PR

わら納豆を観光客にPRする学生(左)と施設の利用者(中)(水戸市で)

 水戸市の農家と福祉施設利用者が作る「わらつと」を使った、わら納豆の消費拡大やイメージアップを狙った「福藁(ふくわら)プロジェクト」が本格化してきた。同市で多くの観光客が集まる梅まつりの期間に合わせて、販促やスタンプラリーなどの活動を展開し、取り組みを消費者にPRしている。

 水戸名物のわら納豆を作る上で欠かせないのがわらつとだ。だが、原料の稲わらは、農家の高齢化と農作業の機械化などで確保が難しくなっていた。こうした背景を受け、市はわらつと生産に必要な設備の購入費用を予算計上するなどして、2017年度から支援してきた。

 今回のプロジェクトは、同市で3月末まで開かれている梅まつりの期間に合わせて実施。特設店舗では「福藁」のロゴが入ったタグやリーフレットを付けたわら納豆を販売している。

 わら納豆スタンプラリーは、梅の名所、偕楽園を回り、スタンプを集めるイベント。2月に2回行った。全て集めた参加者に、特設店舗でわら納豆を1本購入するごとに、数量限定でもう1本わら納豆をプレゼントした。わら納豆をPRする茨城大学の学生団体「納豆花子」や、わらつとを加工する障害者就労施設の利用者らが駆け付け、プロジェクトやわらつと納豆をアピールした。

 農家も期待を寄せる。2ヘクタール分の稲わらを供給している島営農生産組合の代表理事の齋藤政雄さん(67)は「消費者に水戸の食文化のわら納豆の現状を知ってもらえることが励みになる。食べて応援してほしい」と話す。

 


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