[果樹園の省力草刈り機](上) ササキコーポレーション 低く狭い場所で威力

モーターで作業音が小さい電動リモコン作業機「smamo」(長崎県南島原市で) 

 果樹栽培では除草作業が大きな負担だ。刈り払い機を使った人力によるところが大きく、枝や棚を避けながら、無理のある姿勢を強いられる。傾斜地に位置する果樹園では危険が伴う。しかし、リモコン操作できる草刈り機が開発され、省力的になってきた。農研機構が長崎県で開いた「カンキツ新技術・新品種研修」に登場した草刈り機を紹介する。

 ササキコーポレーションの電動リモコン作業機「smamo(スマモ)」は、コンパクトで狭い場所の草刈りに向く。高さが40センチで、低樹高の果樹でも枝を傷つけることがない。最大35度までの傾斜地にも対応。同社は「電動ながらパワフルな作業ができる」とアピールをした。

 実演では、傾斜が33度ののり面での草刈りを披露。刈り幅が71・6センチで、草丈50センチの雑草を刈れる性能をアピールした。草の密集地などモーターに負荷がかかると、自動で減速し、再び進んで作業を続けた。小回りの良さをアピールするため、直径2メートルの範囲で、その場で旋回した。

 操作はリモコンを使う。車体の左右と、リモコンのハンドルに赤と黄色の印があり、進みたい方向に付いている色にハンドルを切ると進行方向が変わる。操作の体験者は「色で判断できて、操作がしやすい」と高く評価をしていた。同社は「操作が簡単になる。電源もスイッチ一つで、誰でも始動できる」とリモコン式のメリットを説明した。

 作業機は電動式で騒音が少なく、住宅地に近い園地でも使える。バッテリー1個で約60分の作業ができ、家庭用コンセントで充電する。アタッチメントの付け替えで、果実コンテナの運搬や除雪にも使える。

 価格は約140万円。問い合わせは同社、(電)0176(22)3111。


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