[果樹園の省力草刈り機](中) 三陽機器 斜度40度にも対応

最大40度の傾斜地でも草刈りができる「AJK600」(長崎県南島原市で)

 三陽機器が開発したリモコン式自走草刈り機「AJK600」は、エンジン駆動で、斜度40度の園地でも草刈りができる。長崎県で開いた「カンキツ新技術・新品種研修」に登場した草刈り機の中で、最もきつい傾斜に対応できる。また、前進時でも後進時でも刈れるのがメリットだ。車体を旋回させる手間が省け、作業時間を短くできる。

 傾斜が厳しい園地に対応できるのは、タイヤの回転を油圧で制御するとともに、ブロックタイヤを搭載し、横滑りを抑えているためだ。最高速度は時速2・8キロ。200メートル先まで遠隔操作できるが、目視の範囲内で作業する。

 採用した刃は、障害物に強い上下2枚のフリーハンマー刃で、機体下に設置した。前後進のどちらでも草を刈れる。刈り幅は60センチ。刈り取った草が細かくなり、後処理がしやすい。雑草の種類によっては腰丈の高さの草も刈れる。

 実演では、機体を旋回させることなく、傾斜地を除草した。同社は「旋回しないため、機体の姿勢が安定する。旋回時間の短縮で効率化が見込める。試験では300平方メートルの草刈りを30分で完了した」と説明した。

 コントローラーは軽量でコンパクトなデザインにした。ジョイスティックで操作する。操作を体験した人からは「自分の手の感覚で車体を動かすことができて簡単。長時間作業でも疲れにくそうだ」と好評だった。

 軽トラックに載せて移動ができる。燃料タンクは6・1リットルで、約1時間の作業が可能。価格は約150万円。

 問い合わせは同社、(電)0865(64)2871。

 


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