シャクヤク新品種 愛称を「令和」に 色の変化 春を象徴 茨城のボタン園

愛称を「令和」にすることを決めた新しいシャクヤク(つくば牡丹園提供)

 茨城県つくば市のつくば牡丹(ぼたん)園は、独自に育成したシャクヤクの品種の愛称を「令和」にすることを決めた。白色とピンク色のグラデーションで、切れ込みが入った花弁が特徴だ。「厳しい寒さの後に春の訪れを告げる」といった、新元号に込められた思いに共通する部分があると感じて名付けた。園内で展示して、来場者を楽しませる。

 花は中輪で、直径は15~20センチ。花弁の色は中心から外側にかけて、ピンクから白に移り変わる。シャクヤクの花色は、単色がほとんどで、グラデーションは珍しいという。通常の品種は、花弁が丸や楕円(だえん)形だが、新品種は切れ込みが入り、細長く尖る。開花時期は5月10日頃から。早咲きの遅め、もしくは、遅咲きの早めとなる。

 この品種は名前がなかったが、これまで3年連続で花を付けていた。花は5月の大型連休ごろに咲く見通し。今年の開園は4月13日を予定している。

 同園は1995年から、グラデーションの花を目指して交配を進めてきた。関浩一園長は「想像していなかった特徴的な花弁が現れた。毎年、安定して咲くように改良を進めてきた結果だ」と振り返った。

 農水省によると、種苗法に基づいて品種を登録する場合、元号を名称に使用することはできない。しかし、流通・販売や展示で愛称として使うことはできる。関園長は「国内での品種登録は考えていない。園内で展示する他、海外のシャクヤク関係団体などへの報告の際にも、この愛称を使うことを検討している」と話す。 
 

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