「母の日」花ギフト 小鉢、セット品主流に

各社が打ち出す今年の商品カタログ

 「母の日」(12日)向けの花のギフト商戦が本格化している。コンビニやスーパーの「母の日」向けのカタログでは、小鉢や花と菓子のセット、管理の手間が少ないプリザーブドフラワーなどの提案が目立つ。一方、トラックドライバー不足を背景とした配送料値上げなどで生花商品全体の掲載数は減っている。消費ニーズの対応やトレンド提案が消費拡大に重要になっている。

 「母の日」向けのカタログ7社(コンビニ3社、スーパー3社、日本郵政)の今年と前年の傾向を調べた。ローソンは、カーネーションやアジサイの鉢と、菓子や雑貨などを好きな組み合わせで選べる「お花&プチギフトセット」などのセット商品で、菓子など雑貨類のバリエーションを増やし組み合わせの豊富さを打ち出した。「生花単品で送るより、満足度が高いと贈る側からの要望が強い」と説明する。

 ファミリーマートは、菓子とセットのカーネーション鉢で3号(直径9センチ)の扱いを増やし、小鉢の提案を強める。7社のうち3社で贈答向けの標準サイズの5号より小さい4号以下の扱いが増えた。手間が少ないプリザーブドフラワーなどの掲載数は5社で増えた。
 

カタログ掲載数は減


 一方、生花単品やセットを含む生花商品の掲載数は減った。前年はコンビニ約60品、スーパーなどは70~40品を掲載した。7社中、掲載数が減ったのは5社。うち1割以上減は3社、4割以上減った企業もあった。

 特にカーネーションやアジサイなど定番品の減少が目立つ。コンビニは、6号より大きいカーネーションの扱いをやめ、アジサイも前年の3分の1に絞った。単品カーネーションの扱いを半減した別のコンビニの担当者は「贈答マーケットは縮小傾向で、特徴を出しにくい定番商品の扱いを抑えている」と説明する。

 卸売会社は「配送業者の人手不足と運賃値上げの影響がある」とみる。2017年にヤマト運輸が配送料を値上げし、佐川急便や日本郵政なども値上げした。多くのカタログ商品は「送料込」や「配送無料」だ。「昨年まで価格や点数を据え置いたが、耐えられない業者があったのではないか」(同)とみる。

 大田花き花の生活研究所の桐生進代表は「花きは発送する前までの保管で難しさがあり、特に量販は品目の集約化が進む。産地と卸、仲卸が連携してトレンド提案できるかが重要」とみる。

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