パワーアシストスーツ 廉価版でも機能的 農家に好評300台超販売 秋田県開発

パワーアシストスーツの機能を確認しながら作業する兎澤さん(秋田県鹿角市で)

 秋田県が農家の声を基にメーカーと開発したパワーアシストスーツが想定を上回る売り上げを記録している。県内外で300台以上を販売し、年100台の想定を大きく上回った。農家からは「作業が楽になる」と評価する声が上がる。

 県は2016年度から、園芸農家を対象に農作業の省力化や除排雪が効率的にできるかをコスト面も含め、実証した。

 実証では80万~300万円まで3種類の既存の商品を使用。だが、価格の高さや装着の難しさ、装着しながら軽トラックに乗れないことなどの課題が上がった。冬の除排雪に適していないことも分かった。県はサステクノ(青森県八戸市)に使い勝手の良い廉価版の制作を依頼。同社はゴムやウレタンの合成繊維でできている人工筋肉を使用する製品を開発した。

 価格は30万円と大幅に下げ、18年6月に発売。製品を使う秋田県横手市の農業法人きずなの齋藤龍平代表は「リンゴやスイカの選別作業などで中腰になる時に便利だ。30万円の価値はある」と評価。導入を検討する鹿角市の農家、兎澤弘樹さん(44)は「前傾姿勢を保つのに楽。身体の負担を軽減したい」と前向きだ。

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