大事なことを伝える時は、三つにまとめるのがいい

 大事なことを伝える時は、三つにまとめるのがいい。「3ない運動」「3ない主義」がいい例である▼有名なのは暴力団追放3ない運動。「利用しない」「恐れない」「金を出さない」。政治の世界にも応用が利く。高校生のバイク3ない運動は見直しが進む。「免許を取らない」「乗らない」「買わない」は、自動車免許自主返納のシルバー世代に通用しそうだ▼星野リゾートの星野佳路代表の3ない主義は、「出たくない会議に出ない」「会いたくない人に会わない」「行きたくない会食には行かない」。それができれば苦労しないよ、とため息が聞こえる。でも本当に大事なことを優先させるのは働き方改革の神髄かも▼先頃亡くなった作家で経済評論家の堺屋太一さんは、現代日本の最大の危機は「欲ない、夢ない、やる気ない」の3ないだと喝破した。確かに、夢は正社員、出世より有休、車や旅行にも興味ない、恋愛は面倒、結婚より自分の時間が大切、友達はスマホ、会話もメールやラインで十分。これでは堺屋さんならずとも、この国の行く末が案じられる▼危機的な夫婦の3ないは「会話ない・いたわりない・愛情ない」。妻から捨てられないためには「いばらない・病気しない・日々愛を惜しまない」の3ない運動に励むしかない。

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