ハイブリッド車や電気自動車のエンジン音が静か過ぎるような気がする

 ハイブリッド車や電気自動車のエンジン音が静か過ぎるような気がする。ヒュンヒュン…という音は、子どもの頃にテレビで見聞きしたUFOの接近音とちょっと似ている▼静かだから、運転している方は車内で音楽を楽しめるかもしれない。だが歩いている方はたまったものではない。特にお年寄りはこの音を聞き取りにくいようだ。車が近づいても、堂々と道の真ん中を歩いている人もいる▼まして全盲の人はどう感じるだろう。「耳だけが頼り。もう少し走行中に音が出るようにしてほしい」と改善を求める声も上がっている▼国も対策に乗り出した。国土交通省は歩行者に一般車並みの音で接近を知らせる「車両接近通報装置」の設置を義務付けた。新型車は2018年から、継続生産車は20年から適用するというが、現場への普及はまだこれから。自動車整備工場を営む知人は、「母子が亡くなった東京・池袋での交通事故も、ハイブリッド車からもっと大きな音が出ていれば、気付いて逃げることができたかもしれない」と悔やむ▼でも、もっと怖いのはイヤホンで耳をふさぎ、歩きスマホに興じる人であろう。自ら危険を生み出している。安全な車の改良は待ったなしだが、スマホに操られた人間の生き方を見直すことも大事ではないか。
 

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