6月30日は「夏越ごはん」 提供店3割増

やよい軒で提供する夏越ごはん(プレナス提供)

 夏の新たな行事食「夏越(なごし)ごはん」を米の一大消費イベントに育てようと、米穀機構が仕掛けて5年目を迎えた。今年は、前年を3割上回る全国約1800店舗で提供される見通しだ。季節感を出せるメニューとして、外食チェーンや大手スーパーを中心に中・外食業界で取り扱いが広がっている。

 夏越ごはんは、1年の折り返しとなる6月30日に残り半年間の無病息災を祈る神事「夏越の祓(はらえ)」になぞらえた行事食。神事に使う茅(ちがや)の輪をイメージした夏野菜のかき揚げを雑穀ご飯に載せた丼料理だ。米の消費拡大につなげようと、米穀機構が2015年から普及に取り組んでいる。

 コンビニエンスストア大手のミニストップは、今年から夏越ごはんの販売に乗り出した。もちもちとした食感が売りの五穀米を使った夏越ごはん(498円)を26日から約2週間、首都圏の91店舗で販売する。同社は「健康食ブームを受け、雑穀米商品に力を入れている。夏越ごはんの販売も伸ばしたい」と意気込む。

 定食チェーン「やよい軒」を展開するプレナスは25日から全国ほぼ全ての店舗で提供している。夏越ごはんと蒸し鶏サラダの定食(890円)を7月中旬まで販売。同社は「18年の販売は、前年から2割伸びた。雑穀米が支持を集め、女性の割合が高い」と話す。

 その他、スーパー大手のイオンを展開するイオンリテールは26日から30日まで、本州と四国の約400店舗で販売している。

 米穀機構は「総菜売り場のかき揚げ商品の近くや、野菜売り場で夏越ごはんのレシピを紹介するスーパーも増えている。家庭での内食消費も広がってほしい」と話す。

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