近畿の“食”世界へ G20に合わせイベント コンビニは新商品

淡路島産の食材を使った料理を作るルーマニア代表のシェフ(兵庫県淡路市で)

 大阪市で28、29日に開かれる20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)を食の面から盛り上げようと、大阪府内を中心に近畿各地で、応援イベントの開催や府産食材を使った商品発売などが相次いでいる。地産地消をサミットのテーマの一つに掲げ、府産農畜産物や加工品といった「大阪産(もん)」を売り込んできた府は「サミットをきっかけに、継続的な取引につながればうれしい」(環境農林水産部)と期待する。

 G20大阪サミットには、世界各国の首脳や政府、メディア関係者ら数多くの参加が見込まれる。府や大阪市、経済界などでつくる「2019年G20大阪サミット関西推進協力協議会」は昨年10月、夕食会などの公式行事への採用を狙い、食材推薦リストを外務省に提出。「大阪なす」や全国3位の生産量を誇るブドウ「デラウェア」などをアピールした。

 兵庫県の淡路島では、サミットの公認応援イベントとして、「ワールドシェフ王サミット」(JA全農協賛)が25、26日に開かれた。アルゼンチンやオーストラリア、ブラジルなどサミットと同じ20の国と地域を代表するシェフが結集。淡路島特産のタマネギや「淡路ビーフ」などを使い、自国の料理や創作料理で競演した。

 大手コンビニチェーンのローソンは、大阪府の泉州産タマネギを使ったサラダなど9品を、サミット開催に合わせて近畿地区の約2400店で販売する。

 生産者からも期待の声が上がっている。タマネギやキャベツなど延べ約30ヘクタールで栽培する泉佐野市の射手矢農園の射手矢康之代表は「タマネギ栽培の発祥地でもある泉州のタマネギを多くの人に知ってもらうとても良い機会」と話し、認知度向上に期待する。

 大阪名物「粉もん」を世界にアピール。G20大阪サミット会場となる国際展示場「インテックス大阪」に27日、大阪や関西の特産物や地場産業などを紹介する「大阪・関西魅力発信スペース」がお目見えした。G20本番を前に続々と来日した各国の特派員らが、たこ焼きや串かつなどに舌鼓を打った。 
 

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