ブドウ輸入最多水準 1~5月 前年3割増 2万6728トン

 財務省が27日に公表した貿易統計で、2019年1~5月のブドウの輸入量が2万6728トンと、過去最多だった18年の同時期を3割上回るペースであることが分かった。昨年末に発効した環太平洋連携協定(TPP)で季節関税が即時撤廃されたことに加え、棚持ちの良さなどで、日本市場への攻勢を強めている。

 18年の年間輸入量は3万7094トンで、統計がある1988年以降で最多となったが、19年1~5月は18年を上回るペ―スだ。

 輸入量が最も多いオーストラリアは前年同時期比22%増の1万3000トン。TPP発効で同国の関税は撤廃され、東京都内の輸入業者は「輸入しやすくなった」と話す。

 チリ産を取り扱う別の輸入業者は「棚持ちが良く、安く輸入できる種ありの品質が良い」と話す。

 TPP発効前はオーストラリアが9・3%、チリが4・3%の季節関税が掛けられていた。

 都内を中心に展開するスーパーは、5月の販売量が前年同月比32%増だったという。担当者は「国内果実の入荷が不安定な時期に安定して販売できる。定番化しつつある商材だ」と話す。

 キウイフルーツも大きく増えており、1~5月の累計で24%増の4万1376トンだった。9割を占めるニュージーランド産の関税6・4%がTPPで撤廃された。都内のスーパーでは5月の販売量が50%増加。6月上旬の販売量も前年を上回っているという。 

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