さとう珠緒さん(タレント) “祖母”の味身に付けたい

さとう珠緒さん

 一人暮らしを始めた20代の時、仕事が忙しかったので、時短と言ってカップ麺ばかり食べていたんです。グラビアの仕事もやっていたので太っちゃ駄目だと思っていましたし、食は二の次、三の次って感じで過ごしていました。

 そうしたら体調を崩し倒れて、仕事に穴を空けてしまったんです。ものすごく迷惑をかけてしまいました。

 子どもの頃は、おばあちゃんがいろいろと料理を作ってくれました。戦争を経験しているので、孫にいっぱいご飯と手料理を食べさせようという思いがあったみたい。そのため私は、ご飯や手料理はあるのが当たり前という感覚だったんですね。ありがたみに気付けなかったんです。小さい頃に「何を食べたい?」と聞かれると、いつも「タン塩とカニ」と答えたらしいんです。

 病気で倒れて初めて食の大切さを知りました。医食同源という言葉の重みを感じ、心を入れ替えようと思いつつ……ついポテトチップスを食べてしまう。たまたま今日、ポテチを食べる前に卵などタンパク質を取るとよいと聞き、そうしたいと思います。
 

できるだけ自炊


 なるべく料理をするようにしています。例えば簡単サムゲタン。冷凍庫に鶏手羽、ナツメ、クコの実、ネギ、ショウガなどを用意しておいて、食べる分だけ炊飯器に入れて水を加えて炊くんです。これで体があったまります。今の時期なら、ゴーヤー料理をたくさん作ります。青汁の元のケールも料理によく使います。私、苦い物が体に合っているようで、食べると調子が良くなるんです。

 野菜は大切ですよね。昼は生野菜、夜は温野菜を取るのがいいと本で読んで。私、すぐに影響されるから、そのようにしています。市販のドレッシングは砂糖などが多く含まれているので、なるべくオリーブオイルとバルサミコ酢でいただくのがよいとアドバイスをもらいました。夜によく食べるのがラタトゥイユ。ズッキーニ、タマネギ、きのこ、ナスやピーマンをトマトで煮込んで、3日間くらい作り置きして食べます。

 それが6日間くらい持たないかなと、期待してるんですよ。冷蔵庫を買い替えたんです。前のは20年くらい使っていました。新しいのに替えたら、食品の鮮度が保たれ、傷まないんです。超感動。これまでは傷んだ食材を捨てることがあって、そのたびに罪悪感を感じていました。おばあちゃんに「もったいない」と怒られるだろうな、と思いながら。

 ご飯もパンも好きですけど、どちらかというとご飯派かな。でもちゃんと和食を作ろうと思うと、大変ですよね。だしを取るのも、避けたりしがちです。でもコンブのだしが、むくみに効くと聞いたんです。梅雨はむくみの時期ですよね。体に水がたまりやすい、天敵の時期です。これからコンブだしの料理を作って食べ、水や毒を出す! 今ここで宣言します。
 

3度目のぬか床


 最近、ぬか床で漬物を作るようになりました。人生3度目のぬか床ですから、今度こそ大事にするぞ、と。菌活、腸活を大切にしたいと思っています。定番のキュウリ、ちょっと硬めのアボカドやゴーヤーを漬けるといいですよ。

 おばあちゃんが作っていたような料理を習いたい、作りたいですね。おばあちゃん料理を極めたい。そう思います。なんか願望と抱負ばかりですけど、これでもずいぶんとやるようになったんですよ、若い頃に比べて。(聞き手・写真=菊地武顕)

 さとう・たまお 1973年、千葉県生まれ。95年に「超力戦隊オーレンジャー」のオーピンク役でドラマデビュー。以後、ドラマやバラエティーで活躍。2013年公開の映画「蠢動」で時代劇に挑戦し新境地を開いた。公開中の映画「武蔵―むさし―」にも出演している 
 

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