地球からはるか2億4000万キロ離れた宇宙での離れ業に胸がときめく

 地球からはるか2億4000万キロ離れた宇宙での離れ業に胸がときめく。生命誕生の謎を解き明かす試料を手に入れたかもしれない▼探査機「はやぶさ2」である。小惑星リュウグウへの再着陸に成功し、地下の岩石を採取できた可能性が高いという。地球の進化や誕生、生命起源の解明に一歩近づく快挙といえよう。JAXAのプロジェクトマネージャ津田雄一さんが、「われわれは太陽系の歴史のかけらを手に入れた。100点満点で言うと1000点です」と胸を張るのもうなずける▼直径900メートルの小さな惑星とはいえ、約46億年前の太陽系が誕生した頃の物質が眠っている。今回採取に挑戦した地下には、宇宙線などによる影響が少なく、生命の材料となる有機物や水を含んだ鉱物があるとみられる。科学者でなくても、おとぎ話を聞くようで夢は膨らむ▼今のところ探査機は順調だが、地球に帰るまで試練は続く。イトカワを探索した初代「はやぶさ」は、度重なる試練を乗り越えて使命を果たしたが、途中、燃え尽きた。2号機は11月か12月にはリュウグウを離れ、地球に向かう。来年末ごろに地球に投下する“玉手箱”が、無事に届くことを祈る▼きょうは関東などでお盆の「迎え火」。先祖や故人の霊が帰ってくる。こちらも温かく迎えたい。 
 

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