視聴率低迷を続けていたNHK大河「いだてん」だが、久しぶりに注目を浴びる

 視聴率低迷を続けていたNHK大河「いだてん」だが、久しぶりに注目を浴びる。ショーケンこと萩原健一さん出演の効果が大きい▼まさに、いぶし銀という言葉が浮かぶ。病を押し、逝く数カ月前に撮影を重ねた姿は鬼気迫る。軍靴の音が高まる中で、国家を背負う政治家・高橋是清を演じる。迫真の演技は、悲劇の宰相の覚悟をも乗り移ったかのように見る者の心を打つ▼「いだてん」の評判がいまいちなのは、55年前の東京五輪へ動く日本を金栗四三と田畑政治という時代が異なる2人の主人公で描いたことがある。落語家古今亭志ん生役のビートたけしさんの語りの分かりにくさも加わる。だが、後半からは一挙に東京五輪が視野に入り期待が高まる▼田畑は日本が国際舞台で輝く“1等星”となるため、障害物を突き破る巨大な機関車の役割を果たす。職業柄か、彼の新聞記者人生にも興味がわく。上司は後に政治家となる緒方竹虎である。緒方は若くして「大正」という元号スクープをやってのけた。以後、今の「令和」に至るまで、新元号をいち早く特報しようとする記者魂が生き続ける▼さて2度目の東京五輪まで、きょうであと1年。有望な若手が次々と現れる。訪日客を地方に招き、農泊を絡め国産農畜産物PRをもっと強めたい。 
 

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